こんにちは、七海です。
前回の記事(【初心者向け】漫画を描くときに使う道具たち紹介【アナログ】)で漫画を描くときに使う道具の話をしました。
今回はその中でもペン先についてすこーし掘り下げて書こうと思います。
ペン先には複数種類がありますが、私がメインで使っている「Gペン」「丸ペン」「かぶらペン」について見ていきましょう。
【1月27日加筆】
Gペン
まずはGペン。ペン先の表に「G」って書いてある(?)ので一発でわかります。もともとは英字を描くために使われていたペンです。
強弱のよくついた線が描けます。人物の輪郭などを描くのに向いているのがこれ。
描いてみた。
ちょっとだけミスしてます。
新品のペン先だと、割と細い線も描けます。
丸ペン
お次は丸ペン。正式名称は「マッピングペン」といって、本来は地図の等高線などを描くのに使われていました。
丸ペンは細くて繊細な線が描けます。髪の毛、背景などに使います。
少女漫画でよく使われているという話を聞いたことがありますが、作家さんによると思います。
ペンの感触がかなり硬いので、最初のうちはうまく描けずに苦戦します。長い時間をかけるか数をこなすかして慣れるしかないです。
こっちも描いてみた。
最初はめっちゃ細い線が描けるんですが、使ってゆくうちに太くなってきます。どの太さでペン先を交換するかは、絵柄と好みによります。
かぶらペン
次はかぶらペン。前の記事の「つけペン」の写真の中で、一番軸が長かったやつです。
メーカーによって「スプーンペン」「タマペン」「さじペン」といろんな呼び方があるので、慣れないと混乱します。私なんて今でも混乱します。
Gペンより強弱のつきにくい、太めの線が描けます。文字が描きやすいのはこのペンかなと。
ところで、私はかぶらペンのことを最近までスクールペンだと思いこんでいました。
スクールペンの方も使う機会があれば、また使用感などを書きたいと思います。
これも描いてみた。
メーカーの表記は統一しましょう。あと、この時点で間違ってスクールペンと描いていますが、かぶらペンです。
これだけずば抜けて太いですね。
まとめ
今回はペン先のことを書かせていただきました。
説明をするうえで、「人物の輪郭を描くのに使う」とか「背景に使う」とか描きましたが、このへんの使い分けは人によって違います。
細かく使い分けをする人もいれば、丸ペン一本で描いてますという作家さんも意外と多いですし、Gペンだけ使ってますという人もいます。
というかそもそもつけペンを使わない、という猛者も……
ですが、最初はペンの練習だと思って、いろんなペンを使ってみるとよいですよ。
それではみなさん、よいつけペンライフを。
七海でした。
蛇足
ペン先は先がとがってて指などに刺さりやすいので、扱いには要注意です。
特に丸ペン。下手すると出血するのでほんと気をつけましょう。