こんにちは、七海です。
……といつも名乗っているのですが、この「名前」についてのひとつの疑問が、忘れた頃にわき上がってきます。
七つの海って、どことどことどこ(以下略)?
そろそろ、この疑問を解決していこうと思い立ちました。
「七つの海」ってどこの海を指すんですか?
「ななみ」さんでもいろんな漢字があります。私の「ななみ」は「七」つの「海」と書きます。
漫画『マギ』に出てくるシンドバッドさんの二つ名が『七海(ななかい)の覇王』で、それを見る度に落ちつかない。今でもちょっと「ソワッ」とします。閑話休題。
じゃあこの七つの海ってどの海なのか。
日本海は含むのか。
Google先生とWikipedia先生に訊いてみました。
回答がこちら。
七つの海(ななつのうみ、英: “Seven Seas”)とは、「(既知の)全世界の海」を表す言葉である。
(出典元:フリー百科事典Wikipedia「七つの海」)
そ、そうだったんですね……!
どこか特定の海洋を指すんじゃなくて、全世界の海のことだったんですね! なるほどー!
ってことは日本海も含まれるんですね(しつこい)
と思っていたんですが、続きをよく見るとこんな記述も。
具体的な7つの海域を数え上げることもある。ただし、どの7つを数えるか、また、実際にどの範囲が「全世界」とみなされるかは、地域と時代によって異なる。
(出典元:フリー百科事典Wikipedia「七つの海」)
ほうほう……めんどくさい!!
まあ、世界は広いし時代は変わるのでしかたないと思う!
けどめんどくさい! はっきりして!
とPC画面に向かって怒った子どもっぽい七海さんですが、とりあえず落ちついてWiki先生(略した)の続きを見てみました。
七つの海の具体例~中世アラビア~
Wiki先生のページにいくつか例が載っていましたが、本来の七つの海と思われるのは、アラビアの人たちが自分たちで航海した海を七つ数えたものなのだそうです。題して中世アラビアの七つの海。
地図で見てみました。
中世アラビア、という分かりにくい書き方がされていましたが、さらにGoogle先生とWiki先生をたどって考えてみたところ、アッバース朝(750年-1258年)の頃ではないかなという結論に至りました。
この頃はちょうど、アラビアの人たちが商売のためにあっちこっち航海した時代です。地図の青色部分を見てみると、なるほどこのあたりを船で巡ったのか……とイメージしていただけると思います。
『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』の原型ができた時代(9世紀頃)でもあるので、なるほど『マギ』の七海の覇王との繋がりも見えてきます。
『シンドバッドの冒険』こと『船乗りシンドバードの物語』は、『アラビアンナイト』の物語群のひとつです
七つの海の具体例~現代の一例~
時代変わって現代の七つの海は、ワールドワイドになっています。
これも地図で見てみました。以下の通り。
※あくまで一例(&ざっくり)です。
太平洋、大西洋、インド洋、北極海(北氷洋)、南極海(南氷洋)を「五大洋」と言います。これをさらに分割したのが現代の「七つの海(一説)」なんですねー。
個人的には、なんでわざわざ分割したのかが気になるところです。
多少強引でも、七つにしたかったのでしょうか?
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「七海」を調べてみたら、歴史とか地理とか深堀りすることになりました。割と壮大な調査になりましたが、いかがでしたでしょうか。
こういう雑学的知識は、知っているとちょっと得をした気分になりますね。何に役立つわけでもないですが。話の種にはなります。
七海に限らずほかの名前にも、おもしろい由来が秘められていそうですね。
あなたの名前もちょっと由来を調べてみると、興味深い事実に行きあたるかもしれませんよ。
最後に。
Q:七つの海に日本海は含むのか。
A:定義による!!
七海でした!
(なお、今回の地図の元素材は白地図専門店さんからお借りしました。ありがとうございます)