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超自己流!WEB小説の書き方!【ざっくり手順】

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こんにちは、七海です。

WEB小説歴だいたい8年、現在は小説投稿サイトをメインに活動しています。

投稿サイトにはいろんな書き手さんがいらっしゃるので、ぽつぽつ交流もさせていただいています。

が、そういえば、みなさんがどんな感じで小説を完成させてるのか知らないなーと思い立ちました。

人のこと知りたいならまず自分の手の内を見せよう。

ということで、自己流WEB小説ができるまでをざくっと書きだしてみました。

あくまで過程の説明であり、小説の書き方講座とか文章講座とかではないのであしからず。

1:アイデア出し~ストーリー構想

1-1 アイデア出し

自分の中にあるアイデアをぼつぼつと出していきます。

私の場合、「物語の重要なシーン」「キャラクター」あたりから降ってくることが多いです。

「髪も肌も服もまっ白で瞳が硝子みたいな子どもが本だらけの館の入口に佇んでいるシーン」

とか

「17歳の男の子。悟った感じで淡々としていて、食事時には食堂の隅っこで粥すすってる感じの子」

とかですね。(どちらも実際に書いた物語のものです)

思い浮かんだものを手がかりに妄想をふくらませつつ、Story Editorというソフトに少しずつ書きだしていきます。

フリーソフト「Story Editor」は現在、公開終了しています。

よく、物語の書き方のサイトや本で言われるのが、連想ゲームみたいにテーマやものを線でつないで書きだしてゆくという方法です。

これは私には向いていないようで、一時期やったこともありましたが、今は全然やっていません。

アイデアの出し方について掘り下げて書いた記事もありますので、参考にどうぞ。

物語のアイデアの出し方を、もうちょっと突っ込んで考える。 こんにちは、お話書くのが大好きな七海です。 新しい小説とかちょっと書いてみたいなー。でも、ネタがないなー。 長く執筆や創作...

1-2 ざっくりとした設定集を作る

ふわっと形になってきたら、ざっくりとした設定集を作ります。ざっくりです。

登場人物なら主要人物の主要な設定だけ。町の名前なら決まっている部分だけ。架空世界のお話なら、これもまた決まっている設定だけなんとなく書きだします。

○○町……主人公が住んでいる町。田舎。

こんなノリ。

ここで重要なのは、主要な人物と世界のイメージをふくらませることです。

固有名詞(人名、地名)はなるべくこの段階で決めます。

ファンタジーや外国の話だと名前決めるだけでクッソ時間かかりますが、頑張ります。努力と根性です。

なぜって、名前が付いていた方が妄そ……イメージがしやすいからです。

1-3 始点と終点を決める

物語の「最初のエピソード」と「最後のエピソード(終わり方)」を決めます。

特に最後のエピソードは超大事

最後が決まっていると、途中でお話が横道に逸れてもきちんと軌道修正ができますので、お話がブレません。

お話がブレなければ、書く方も読むほうも混乱せずに済みます。

エタる(WEB小説などの更新が止まってそのまま放置されること)危険も少なくなりますので、最初と最後はこの時点である程度決めておきます。

1-4 重要なエピソードをはめこむ

最初と最後が決まったら、間を埋めていきます。

物語の上で重要ないくつかのエピソードを、発生する時期を考えてはめこんでいく感じ。

七海
七海
重要なエピソード=自分が書きたい話であることも多いので、下準備の中ではここが一番楽しいです。

2:プロットを作る

プロットを作ります。プロットとは、物語の流れをざっくり書いたものです。

2-1 プロット(大まかなの)

物語全体のプロットです。
1-3と1-4を合わせてもうちょっと詳しくした感じ。

起承転結とか序破急を考えると最初はわかりやすいかもしれません。

あまり起承転結にこだわるとやりづらくなるので、最近はそれも放棄しています。

2-2 プロット(細かいの)

連載(長編)の場合のみ作るプロットです。各エピソードごとの話の流れをざっくり書きだします。

完成原稿を見直すと九割方、プロットと違った展開になります。

なので、執筆のとっかかりになるもの、くらいに考えて書いてます。

3:設定とストーリーを詰める

いったん1-2の設定集に戻りましょう。ざっくり設定集をもう少し詰めていきます。

七海
七海
私はファンタジーばっかり書いているので、ここも大事になってきます。

執筆する上で不足している情報――特に物語世界の気候、地理、食事の内容など、描写の材料になる情報をガンガン詰めていきます。

ネットサーフィンし、資料本をひっくり返し、作品のWikiを作るイメージでまとめていきます。

ただし、設定集作りはです。とことん作りこもうとすると、いつまで経っても終わりません。話が長ければ長いほど沼が深くなって、設定作っているうちに日が暮れてしまいます。

なので、ほどよいところで切り上げます。

話を書きながらでも足していける情報は後回し。

4:小説を書く

ひたすら書きます。

ここを掘り下げるとただの文章講座になってしまうので、今回は割愛。

5:見直す(推敲・校正)

キリのいいところまで書けたら、少し休みます。

休んでから、改めて自分の書いたものと向きあいます。

  • 誤字脱字はないか。
  • 表現、言い回しはこれでいいか。
  • 設定の矛盾、破たんはないか。
  • 話の展開に違和感はないか。
  • エトセトラエトセトラ。

ひたすら見なおして手直しします。表現などを練り直すことを「推敲」、誤字脱字などをチェックすることを「校正」といいます。

6:最終確認~公開(投稿)

投稿サイトに公開する場合、ここで原稿を投稿サイトにコピペまたはアップロードします。一応サイト上でも推敲・校正をして問題がなければ公開します。

これで完成です。

連載版の場合、「2-2 プロット(細かいの)」に戻って、以後繰り返しです。

まとめ

というわけで今回、自分なりのWEB小説執筆過程を書かせていただきました。

お話から詰めていくのではなく設定から詰めていくやり方なので、初心者さんが参考にするには不向きかもしれません。

慣れないと、「設定ばかり作りこんで物語が書きあげられない」という事態に陥ってしまう恐れがあるからです。

実際、設定だけ書いて投げっぱの、「お話未満」のものたちが私のPCにも眠っています。何らかの形で終わらせてあげられるといいですが、果たして……。

今回の記事も、「へーこういうやり方もあるんやー」くらいの温かい目で見ていただければと思います。

七海でした!