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もうエタらない。物語を完結させるために大事なこと

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物語書きのみなさん、こんにちは。

あなたが書いている「物語」はなんでしょうか。漫画かもしれないし、小説かもしれない。ひょっとしたら、絵本や脚本だったりするでしょうか?

形式はなんにしろ、物語を書いている人々が必ずぶち当たる壁があると思っています。それが、「完結させられるかどうか」

特に趣味でお話を書いている方だと、情熱とモチベーションだけでやっているところがあるので、途中で書けなくなったらその状態のまま放置、となることもあります。このように、最後まで完結できずに連載などが止まることを、ネットスラングで「エタる」と言ったりもします。

私もかつては「エタった」ことがありました。それも、何度も。

というより、2年と少し前まで、連載形式で書いていた話をまともに完結させたことがありませんでした

あるとき、1本の長編小説を書ききってからは、物語を完結させることができるようになりました。何をどうして、どう考えれば最後まで書ききれるのかも見えてきました。

今回は、物語を完結させるうえで大事だと思ったことをまとめていきます。

今この記事を開いて読んでいるということは、あなたは物書きさんなのでしょう。そして手が止まって悩んでいらっしゃるのかもしれません。

解決策は人それぞれ。ですから、ここで挙げることがあなたにとって正しいかどうかはわかりません。しかし、一つの選択肢、道しるべとして参考にしていただければと思っています。

書きはじめる前に、始まりと結末を決める

始まりと結末は最初に決めておこう

これはもう、当ブログ内で何度か書いていることですが。

なにか物語を書きはじめる前に、必ず「始点(始まり)」と「終点(結末)」だけは決めるようにしましょう。

そうすることで、話のぶれを最小限に抑えられますし、万が一寄り道しても軌道修正が比較的楽になります。

七海
七海
大事なことなので何度だって言いますよ!(謎の力み)

始まりはすんなり決められる人が多いでしょう。冒険ものなら主人公が冒険を始めるきっかけ、恋愛ものなら二人の出会いのシーン、などなど。

結構な人が決めないで書きはじめてしまうのが、結末なんですよね。

冒険の果てに主人公がどうなるのか。主役の二人はくっつくのか。
または、エンドロールが流れる直前はどんなシーンか、と考えてもいいと思います。

結末を決めずに書ける人なら、それでもいいんです。むしろ尊敬します。
問題なのは、それ考えずに書いて、挫折してしまう人がいるということなんですね。誰あろう、かつての私のことなのですが。

お話書くんだけど途中で筆が止まってしまう、と悩んでいる人は、「このお話はどういう終わり方をするかな?」というのを一度しっかり考えてみるといいです。

ガチガチに決める必要はないです。例えば「結末」の候補が二つあっても全然問題ないです。

ゲームやっている方なら分かると思いますが、ノーマルエンドとトゥルーエンドみたいな感じです。

大事なのは、自分の中でイメージがしっかりできるかどうかなので、道(ルート)を一本に絞る必要はないです。しっかりイメージさえできていれば、どの結末にするかは書きながら決めて大丈夫です。

七海
七海
私が初めて完結させた長編小説も、終わり方の候補が二つありました。どちらにするかは書きながら決めました

「書きたい物語」を「書けるように」書く

手が止まる原因の一つに「書けない話を無理に書こうとしているから」というのがありましてですね……中学時代の私がまさしくそれをやらかしたわけなんですがね……。

戦記ものを一度も書いたことがないのに長編の戦記ものを書こうとしたり、それまではファンタジーを書いていたのに急に現代ものを書こうとしたり……。

そうなると、準備から苦労したり資料集めするだけでも疲れてしまったりして、途中で「もういいやっ」となってしまうことが多いんですね。

もちろん、書いたことがないジャンルに挑戦することは大事です。

ただし、挑戦をするときは、「書けるように書く」工夫をしてみましょう。

戦争シーンが苦手だから、同じ戦記ものでもヒューマンドラマ中心にしてみるとか。
現代ものが不慣れだから、とりあえず掌編や読み切りから始めてみるとか。

自分が最後まで書ききれるやり方を探しながら、いろんな物語に挑戦すると、無理なく引き出しを増やすことができますよ。

七海
七海
オリジナルのものを書きはじめる前に、書きたいものに近い作品を模写をしてみるのもおもしろいです(絵でも文章でも)

書けるときに書く。書けないときは無理しない

どうしても気分が乗らない。なんとなく疲れた。体は元気だけど、ちょっとスランプ気味。

そういうときに続きを無理に書こうとすると、せっかく楽しいはずの創作活動が苦痛なものになってしまいます。

疲れているときは無理せず休む。スランプかな? と思ったら創作から離れて違うことをしてみる。休息も、時には大切です。

ちょっと休んでまた「書きたいな」と思ったら、そのときに書けばいいのです。

心身ともに好調な時の方が、筆も進みます。

頑張るのもよいですが、頑張りすぎないようにしたいですね。

七海
七海
お風呂に入ったり、布団で横になったり……リラックスしているときに、思わぬアイデアが浮かぶこともありますよ

まとめ

今回は、物語を完結させるために大事な考え方をまとめてみました。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

  • 始まりと結末を決める
  • 書きたい物語を書けるように書く
  • 書けないときは無理せず休む

いつもいつもエタってしまうとお悩みの方は、上記3つを創作活動に取り入れてみてください。どれか1つでもいいと思います。

せっかく生み出した自分の「作品」(いえ、もはや我が子と言ってもいい!)ですから、きちんと完成させたいですよね。
でも、長い物語ほど完成させるのは難しいです。

難しいけど、楽しいんです。

悩みや苦痛が少しでも和らいで、せっかくの物書きライフを楽しいと思っていただけるように。そう思い、若輩者ながらこの記事を書かせていただきました。

お役に立てれば幸いです。

それでは、今回はこの辺で。

七海でした!